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高齢者が複数の薬を服用することによる副作用リスクを防ぐため、厚労省は17日、会合を開きました。

高齢者は高血圧症や糖尿病など、2つ以上の慢性疾患をもつ方が多く、平均で約6種類の薬を服用しているというデータがあります。

しかし高齢者は、薬を分解する機能も低下しており副作用が出やすいため、6種類以上の薬を併用するとその分副作用も出やすいのです。

高齢者の副作用には、ふらつき、転倒による骨折、意識障害などがあり、弊害をもたらすものです。
厚労省は事態を防ぐため、高齢者に対する薬の過剰な処方を防ぐための対策を分析し、データをまとめます。

厚労省では、全国規模での実態を分析、問題点を整理し、医療品医療機器総合機構に寄せされたデータなどを分析して副作用のおきやすい薬の飲みあわせなどを調べていきます。

指針の作成は2018年度末をめどにまとめる予定です。

服薬指導は、薬剤師にとって重要な仕事のひとつです。
特に高齢者への服薬指導は、在宅の現場などでも頻繁に行われます。

今後はかかりつけ薬剤師などで特に服薬指導、飲み合わせのチェックなど、薬剤師の仕事の重要性が求められてきますね。

副作用のリスクを減らす 高齢者の過剰処方見直しへ
(更新日:2017/04/20)
***参考***
『高齢者の服薬に指針 厚労省副作用対策へ検討開始』
2017.4.18付 日本経済新聞

『副作用が危険!高齢者の「多すぎる薬」防止、国が指針策定へ』
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170417-OYTET50028/ (ヨミドクター/読売新聞)
(最終閲覧 2017.4.18)

『高齢者「多過ぎる薬」で副作用…防止へ指針策定』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170417-OYT1T50045.html (読売オンライン)
(最終閲覧 2017.4.18)

『高齢者への薬の過剰な処方減らすガイドライン作成へ』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170417/k10010951851000.html (NHK NEWS WEB)
(最終閲覧 2017.4.18)

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