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4月11日、財務省は財政制度等審議会(財務省の諮問機関)の分科会を開き、新たな社会保障改革案を示しました。
6月にまとめる新しい財政健全化計画に向け、診療報酬を各都道府県がそれぞれ設定するように進めていくことを提案しました。

現在の診療報酬は全国一律で定められていますが、財務省は特例として厚生労働相や都道府県知事が地域別に単価を決められる「地域別診療報酬」の導入を検討しています。

これは社会保障費抑制策の一つとして提案され、医療費が多い地域で診療報酬を下げることで、医療費の抑制につなげる考えです。
これまでも制度としてはあったのですが実例がなく、現在奈良県が実現に向けて動きを見せています。
国はこの動きを後押しし、高齢化によりさらに増えていく医療費を、診療報酬の単価を下げることで抑えていく狙いです。

ただし、診療報酬が下がることで医師会などの反発も予想されています。
薬剤師としても診療報酬の改定は非常に身近な問題ですので、今後の動きが気になるところですね。

診療報酬を地域別に設定?今後の動きにも注目
(更新日:2018/04/18)
***参考***
・医療費下げ、地域別に 診療報酬の特例活用
(2018.4.11付日本経済新聞)

・診療報酬 都道府県別に 財務省が社会保障改革案
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201804/CK2018041002000253.html (東京新聞web)
(最終閲覧日 2018.4.18)

・診療報酬「全国一律」から「地域別」に 財務省提案、社会保障費の効率化狙う
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/180411/mca1804111921017-n1.htm (Sankei Biz)
(最終閲覧日 2018.4.18)

・財務省が「地域別診療報酬」の活用を提言
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/201804/555613.html?n_cid=nbpnmo_twbn (日経メディカル)
(最終閲覧日 2018.4.18)

・診療報酬、都道府県が設定 財務省が社会保障改革案
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/180411/mca1804110500005-n1.htm (SankeiBIZ)
(最終閲覧日 2018.4.18)

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