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6月22日、厚労省は、リン酸コデインやリン酸ジヒドロコデインなど「コデイン」を含んだ医薬品の制限について決定をしました。


コデインはせき止め薬などに使われる成分で、鎮咳・鎮静の効果がある成分です。
厚労省によると、コデインを含む医薬品は医療用で65品目、一般用医薬品では約600種類流通しています。

今までも小児の服用には「慎重投与」とされており、中高生などの若年者が購入を希望した際には保護者による購入希望の事実確認や氏名、住所、年齢などの確認の上販売を行っていました。

しかし、コデインを含む医薬品を服用することで、子どもが呼吸困難になる事例や、アメリカでの死亡事故などもあり、今回の有識者会議で、12歳未満の子どもには使わないよう、有識者会議にて決定しました。
すでに欧米では12歳以下の子どもへの処方を禁じており、これにならう形です。

今後の動きとしては、製薬会社や販売業者などの対応も鑑みて、まずは医療用医薬品の添付文書の「重要な基本的注意」を改定し、12歳未満の子どもに使用しないように注意喚起を促します。
その後、2019年に12歳未満の子どもへの使用を禁忌として、再度通知していく方針です。

コデインが12歳未満の子どもへの使用禁止に
(更新日:2017/06/23)
***参考***
『せき止め成分「コデイン」12歳未満 処方制限』
2017.6.23付 日本経済新聞

『コデイン含有、12歳未満の服用禁止 厚労省』
https://mainichi.jp/articles/20170623/k00/00e/040/181000c (毎日新聞)
(最終閲覧2014.6.23)

『せき止め薬「コデイン」、12歳未満の小児に使用しないよう「禁忌」に』
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170623-OYTET50009/ (YOMIURI ONLINR ヨミドクター)
(最終閲覧2014.6.23)

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